「横浜支部」の活動ニュース

 

中学校の部会でしたが、2017年より「横浜支部」となりました。

小学校や高校の教員(現役・元)も自由に参加し、

横浜・県民サポートセンターを主な会場として、

2カ月に1回、例会を開いています。 

 

第8回(2019年4月) 横浜支部例会のお知らせ

新年度のはじめに川崎・横浜の合同支部例会を行います。

書評会:小川輝光『3.11後の水俣/MINAMATA』歴史総合パートナーズ(清水書院、2019)を読む

日時:2019413日(土)15:00~  

場所:法政大学第二中・高等学校時計棟2221ab(予定)

 

横浜支部例会を主宰されている小川輝光さんの『3.11後の水俣/MINAMATA』の書評会です。書評は、SKさん(桐光学園小学校)・AYさん(法政大学第二中・高等学校)にお願いしました。「水俣」をテーマに「歴史総合」の議論が出来ればと思っています。

 

参考までに、これまで小川さんが書かれた水俣関係のものをあげておきますので、事前に読める方は目を通しておいて下さい。

・「フィールドワーク研修の事前学習として水俣をどう学ぶか」『歴史地理教育』78520122月)
・「水俣と出会った高校生たち」『歴史地理教育』80020132月)
・「高校生の社会認識形成に関する質的研究」『社会科教育研究』12120143月)
・「社会科における公害学習の焦点」『社会科教育研究』13320183月) 

日時:2019413日(土)15時から

場所:法政大学第二中学高等学校(教室未定)

内容:小川輝光『歴史総合パートナーズ 311後の水俣/MINAMATA』(清水書院、2019年)をめぐって

報告者:SKさん(桐光学園小学校)・AYさん(法政大第二中・高等学校)

川崎支部・横浜支部合同例会のお知らせ
二つの支部の合同例会のご案内です。
川崎支部・横浜支部合同例会のお知らせチラシ.pdf
PDFファイル 528.6 KB

第7回 横浜支部例会の報告

 

日時:201922218:3021:00

場所:かながわ県民センター709号室

 参加者:13

7回は、FTさんの「映画の主人公と手紙を交わして」という実践報告をメインに検討をしました。

 

1.多事総論と近況紹介

・道徳の教科書勉強会の紹介。高校の授業で1930年代と今の社会が似ていることを取り

上げた。

・本田由紀の若者の労働にかんする講演会を企画している。日達綾さんの『歴史地理教育』

2月号、働くルールの実践の紹介。

・中村梧郎の講演会に取り組んだ実行委員会で今度は「オレンジ・マラソン」という映画の

上映会を計画している。

・『解体新書』を小学校の授業で実践していたら、その挿絵画家の子孫がたまたま生徒の中

にいたといったエピソードの紹介。山本典人実践に学んだことなど。

・研究会参加を再開し、かつての学んだ実践報告など整理をしている。

・前回のビデオ(「私は当事者だった」)を授業で取り上げた後の生徒の感想の紹介。

・クラスのほとんどの生徒がアルバイトをしている中で働くルールを学び、生徒が実践する

ことの紹介。

・ビジュアルを使った授業をしたいと考えている。洋画での人種表象などに関心。

・初担任をしているが、性に関する生徒の発言などをききながら人権の問題としてとらえさ

せたいと感じた。

FWと映画を組み合わせて取り組んでいる。「パッチギ」と新大久保、「少女が自転車に乗

って」と東京ジャーミー、「横浜メリー」と伊勢佐木界隈など。

など出されました。

 

2.FT報告「映画の主人公と手紙を交わして」

中学2年(女子生徒)、歴史の授業実践。『あゝ野麦峠』、『西部戦線異状なし』、『小林多喜二』を扱い、20代で非業の死を遂げた若者(主人公)に、タブレットのアプリ「ロイロノート」を活用して、手紙を書いてみるという内容でした。ロイロを使うと瞬時に手紙の内容を全員で共有できるという利点があります。

『あゝ野麦峠』ダイジェストを素材にした「拝啓 政井みね様」では、明治の産業革命期に実家の借金返済のための女工となったみねが目標とした「百円女工」となるも結核を患い野麦峠で絶命します。手紙では「映画を観て女性も日々つらい生活をしていたと知りました」といった声が。

『西部戦線異状なし』を素材にした「拝啓 ポール=バウマー様」では、第一次世界大戦の実情を画面から読み取らせるとともに、「まだ20歳の若さで彼が戦死したのに「異常なし」とはどういうことか」を考えさせ、手紙を書く。「もしあなたが前線に出ていなかったら好きな絵を描いて生活できたと思います」などと生徒は書きました。

『小林多喜二』では、冒頭の衝撃的な拷問シーンから始め、治安維持法の制定など時代背景が映画で説明されています。最後の通夜のシーンまで見て、手紙を書きました。一クラスでは、「現代に多喜二の願いは届いたか」と多喜二になりかわって、自分に手紙を書くという実践も行っています。「届いている」と書く生徒がいる一方、労働問題を挙げるなど「届いていない」とする生徒もいたようです。

FT実践は、現在の中学生に歴史が届くように、工夫がたくさん凝らされていました。質疑では、「感想と手紙でどう違うか」「何回も書くことで手紙はどう変遷したか」など手紙を書くという授業の可能性について論点となるとともに、「映画の見せ方の工夫は」「映画の前振りは」など、映画という教材についても議論されました。

また、教材としては、ロイロの活用の仕方についても質問が出されていました。ICTを活用した実践についてFさんはほかにも取り組んでいるので、6月にまた実践報告をしてもらう予定です。なお、今回の実践は『歴史地理教育』6月号掲載予定です。お楽しみに。

 

3.次回以降について

次回(川崎支部と合同例会をもちます)

日時:2019413日(土)15時から

場所:法政大学第二中学高等学校(教室未定)

内容:小川輝光『歴史総合パートナーズ 311後の水俣/MINAMATA』(清水書院、2019年)をめぐって

報告者:SKさん(桐光学園小学校)・AYさん(法政大第二中・高等学校)

次々回以降(実践報告・レポート報告)

①510日(金) レポート2本:Nさん・(   )

②614日(金) レポート2本:Fさん・(   )

5・6月は夏の全国大会に向けてのレポート検討を集中的に行いたいと思います。レポートを予定されている方は、発表の機会としてご活用ください。希望がありましたら、小川までお知らせください。

横浜支部継続テーマ:「横浜から世界を考える」

これまでの神奈川歴教協会員の取り組みに学び、新指導要領(歴史総合、グローバル化など)実施や、「移民」急増などの社会変化を見据えた、社会認識・授業づくりを随時行っていきたいと思います。話題提供、新たな参加者を求めます。

 

FTさんの授業実践報告「映画の主人公と手紙を交わして(仮)」

:中学2年(女子生徒)、歴史の授業実践です。『あゝ野麦峠』、『西部戦線異状なし』、『小林多喜二』などを扱い、20代で非業の死を遂げた若者(主人公)に手紙を書いてみるという内容。授業方法としても、歴史教育の内容としても魅力的な実践です(『歴史地理教育』掲載予定)。

第6回 横浜支部例会の報告

日時 20181214日(金)1900~ 

場所 県民センター  会議室703

参加者は、9名でした。

 横浜支部は、元・現役小・中・高の各教員や学生で構成しています。第6回は、相模原障がい者施設殺傷事件を考える会としました。現在の日本社会を歴史的にとらえる視点なども出されました。また、支部例会として1年を迎え、「横浜から世界を考える」という連続テーマを掲げ、その観点から例会内容を設定していく方向を追求したいと思います。

 

1.DVD「NEXT 未来のために 私は“当事者”だった~障害殺傷事件が問いかけるもの」(2017126日放送)の視聴と授業実践報告、意見交換

すでに川崎例会でも視聴している作品です。相模原障がい者施設殺傷事件の献花に訪れた3人の事件の受け止め方をたどる内容。「犯人の考えが分からないわけでもない」という障がい者施設で働いていた女性、「犯人の考え方を100%非難することができない」という障がいのある子どもをもつ母親、殺された障がい者一人ひとりの「足跡を消さないで」と訴える難病の女性。それぞれの受け止め方から日本社会をどうとらえるか、という問題提起が作品から読み取れました。

以下、参加者の感想の一部を紹介します。

  • ナチスドイツによる優生思想に基づく虐殺の慰霊碑の存在に驚き、現在の福祉に対する意識の高さについても実感した。
  • 教師として初めて障害を持つ生徒に接したとき、共に生活する中で自然と受け入れていく自身の変化を感じた。
  • 重度の障がいを持つ生徒を受け入れることで、クラスの生徒がハンディを感じさせないよう奮起し、行事に取り組んだ経験がある一方、現在の日本社会は余裕がなく助け合うことができなくなっているのでは。
  • 地域の中で障がい者と接する中で、地域が変化していく姿を見ると隔離して隠すことが無いことが大切。
  • 水俣の学習経験を広げて考えるために相模原事件を優生保護法とかかわらせて生徒と考えたい。
  • 敗北を受け入れられない日本人の国民意識が日独の差にあるのでは。
  • 親族の障がい者の人生とその母親の足跡を見ると、戦前に比べて障がい者の存在を認める社会を日本も築いてきたが、それが一気に壊された。犯人は自己責任の風潮の中で自分を保てなくなっていたのでは。
  • 道徳教育とインクルーシブを重ねて考える中で、道徳教科書は障害者を助けるという医療モデルばかりだが、対等な社会モデルに転換していくことが必要という指摘がある。

など出されました。

 

2.TM報告「あなたは自由派?平等派?/自由を守るための闘いは自由を奪う?~自由と平等/平和と軍事を日本とアメリカ二つの国から考える~」をめぐって

Tさんに関東ブロック集会レポートの準備報告を短時間でしてもらいました。内容は高1現代社会での憲法学習。自主作成プリントの表面には、憲法条文に沿う形で、平等と自由の関係、自由を支える社会権とそのほかの人権、人権にかかる制約をどう考えるかをテーマとし、時事的な話題を交えて構成。裏面は、911同時多発テロの衝撃を受けたアメリカ社会の自由と戦争の関係、自由を損なう軍事優先思考を読み取らせることを目指し、堤未果の本を連続して紹介しました。

 

3.KM報告「松ヶ崎横穴墓の現状確認で問題発見!」

 地元の郷土史会の活動として、遺跡の看板確認をしていたところ、発見が。KMさんは、港南区の松ケ崎横穴墓に実際入ってみて、実測しました。この遺跡は依然報告していただいたたたら製鉄関係遺跡とも関係が指摘されているものです。すると、看板の図と実物が違うことに気づきました。これを、所在地の学校や教育委員会に問い合わせてみましたが…。現在進行形の、文化財保存をめぐる取り組み紹介でした。

 

4.次回以降について

●次回

日時:201922218:3021:00

場所:かながわ県民センター709号室

FTさんの授業実践報告「映画の主人公と手紙を交わして(仮)」

:中学2年(女子生徒)、歴史の授業実践です。『あゝ野麦峠』、『西部戦線異状なし』、『小林多喜二』などを扱い、20代で非業の死を遂げた若者(主人公)に手紙を書いてみるという内容。授業方法としても、歴史教育の内容としても魅力的な実践です(『歴史地理教育』掲載予定)。

●次々回以降

 

「横浜から世界を考える」という内容で、これまでの神奈川歴教協会員の取り組みに学び、新指導要領(歴史総合、グローバル化など)実施や、「移民」急増などの社会変化を見据えた、社会認識・授業づくりを随時行っていきたいと思います。話題提供、新たな参加者を求めます。

 

第5回 横浜支部例会の報告

2018年105日(金)18302100 於:県民センター307 参加者:11

 

 横浜支部は、元・現役小・中・高の各教員や学生で構成しています。第5回は、KRさんによる実践報告。すでに湘南例会でも議論をした実践ですが、今回も新たな参加者から、ドンドン深める意見が出されました。それだけ、魅力的なテーマということでも。

 

1.多事争論-最近関心のあることや学校のようすなど紹介をしました。

①「横浜英和学院 奇蹟のステンドグラス物語」英和学院が現在地に来て100年ということで地元の郷土史研究会から講演依頼があり行ったもの。1908年に作られたステンドグラスが震災や空襲にも壊れず残っていた。

②道徳の問題を今後深めていきたい。1027日(土)道徳の学習会案内。

③沖縄知事選の現地新聞紹介。雑談の中で「圧勝」とはどういう意味があったのか。

④京浜急行のまちマガジン回覧。

                      ・・・・・などが意見交換されました。

2.授業実践

KR報告「「十五年戦争を振返る」~十五年戦争を止められたのはいつか~」をめぐって

 

    前任校中学3年生での現代史の授業。学内のカリキュラム見直しという課題の中で、テ

ーマ史でカリキュラムを構成した。その中の「第2次世界大戦」という単元の終局時間で「15年戦争を止められたらいつか」を5つの歴史事件から生徒に考えさせ、選ばせるという授業を行った。個々の生徒が選んで理由を考えた後、班ごとに最もよいものを選んだら、一番多いのは「治安維持法」だった。なぜか。共謀罪の強行採決が行われている時期とも重なっており、国民が反対をすれば止められたのにという思いが強かったからではないかと分析した。歴史総合が始まってもこの授業は出来るのではないか。

 

    質疑では、「事前の学習はどのような教材で行うのか」「先生自身はどの選択肢を選ぶの

か」「5つの選択肢の事件はどのように説明していたのか」「近衛上奏文で1時間かけて授業をしていたがこれで十分理解できるか」「加害、沖縄戦、原爆はどれも重たいが、5つの選択肢と重ならないのはなぜか」「どこで止められたのかより、止めたほうがよかったの方を問いたい」「南進政策を選ばなかったら、東南アジアでの犠牲はなかっただろうと考えられる」「15年戦争をやめるのと、中国との戦争をやめるのとでは違うので迷う、アジア太平洋戦争はどこで止めらたかのほうがいい」「15年戦争は~という問いはエサで、何を考えさせたかったのか、どうしてとめられなかったのかが考えさせたい内容では」「教材準備がすごい」「生徒がよく発言をしている」「満州事件で止めておけばおかったという大人の意見にどう説得できるか」「満州国の実態は、成立の目的は何だったのか」「世論の存在の重要さを思うと、戦前の大衆文化の影響力、戦後体制の転換期を考えたい」「選択肢が国家の論理のものが多かったのではないか」「世代論がどうはいるか、排日移民法に日本人が中国人と同じにするなという反応になった国民意識をどうとらえるか」「満州移民に反対する小さい動きもあった、そういう反対の動きに気付かせることも大事」・・など白熱しました。

 

3.今後の例会について

次回は、20181214日(金)1900~(いつもと違う時間ですのでご注意ください) 県民センター  会議室703

・【多事争論】社会や教育の話題提供、授業事例(プリントなど)の紹介

・【話題提供】相模原事件から考える(改めて課題提起をしたいと思いますが、川崎例会で検討したテレビ番組を素材にしたいと考えています)

 

 

 

 

第3回 横浜支部例会の報告

第3回横浜支部 報告

――2018年69日(金)18302100 於:県民センター712 参加者:14

 今回も、前回に引き続き情報交換と、夏の大会レポート準備会として開催しました。前回は、参加者が少なかったですが、今回は初参加の方3名(若手教員、教育実習生)を含む、多くの参加を得ることができました。

2本のレポートは、数年間の実践の蓄積の上に成り立つもので、いずれも質が高く、議論をするのに時間が足りませんでした。結果、30分ほど延長して濃密な3時間でした。

 

1.多事争論-最近関心のあることや学校のようすなど紹介をしました。

①世界史担当で新任、「歴史総合」に関心あり。

②教育実習のため福岡から戻り、来年は神奈川の教採をうけるつもり。

③千葉歴教協の取り組みに参加していて、新任の神奈川の例会を探して参加。

④担任1年目、テストの仕方も学校で違う。

⑤子どものための港南区の歴史を書いていて横浜刑務所をフィールドワーク。

⑥障がい者の作業所では、日当150円。その理由は障害者総合支援法の仕組みに。

⑦アジアフォーラムでの証言を本にまとめたい。

⑧道徳教科書採択の在り方について。

                      ・・・・・などが意見交換されました。

 

2.【大会レポート準備会part2】

(1)FTさん報告「高校生が探究する戦争遺跡―フィールドワークで学ぶ近代日本の戦争―」をめぐって

① 7年間にわたる「課題研究」(昼休みなどの隙間時間を活用)で生徒たちが取り組んだ、毎年異なる地域の戦争遺跡を中心とした歴史の掘り起こしのようすを紹介。いずれも全国高校生歴史フォーラムで受賞するという、すぐれたできばえのものです。

扱ったテーマとして「小野路農兵隊」「子どもの国の弾薬庫」「戦車道路」、昨年神奈川大会で卒業生が報告してくれた「戦争捕虜へのメッセージ」の概要について報告があり、とくに、学校付近の「日露戦争紀念碑」の調査で戦没者調べについて、豊かにその内容を伝えてもらいました。

② 質疑では、参加者の皆さんから、どうしてこのような取り組みができるのかに関心が集まり、生徒のようす、学校の取り組みとしての全体像、歴史フォーラムについて、Fさんの学校の中での位置など質問がとびました。また、日露戦後の慰霊の在り方にも関心が及び、旅順の白玉塔に関する質問もありました。戦争体験者が減っていく中で、戦争遺跡の存在が重要になってきますが、教員が生徒や地域の方に働きかけて、その意味を探究していく実践が大切だと感じ、F報告に学びたいと思いました。

 

(2)TM報告「敗戦から71年、明治維新から149年を「ムシの目」で振り返る―教科書には出てこない人々の歴史―」をめぐって

① 前任校に赴任して授業をするなか、生徒の力をつけようとはじめた1年間自作プリントによる授業。目の前の生徒たちにとって学びがいのあるものにしようと、凝らされた工夫の数々が紹介されました。生徒にとって身近な存在や、教科書にはのらないがユニークな存在の人物を介して、歴史を学ぶ構成。教科書をしっかり読んでほしいので、基本知識をとうたあと、この時間で考えてほしいテーマについて魅力的な教材を配置。「鳥の目」と「虫の目」をどう構造化したらいいかが、今後の課題と述べられました。

② 質疑では、統一テストで実施しているということからその実情や各校の評価の仕方に話が広がりました。また、どうやってこれだけのプリントを作成しているのか、短い授業時間にどういう店舗で進めているのかといった実践面での工夫に質問がでました。また、魅力的な教材も多く、その入手方法などについてのアドバイスもありました。F報告と合わせてきくと、多様な歴史実践が示され、とても奥行きのある検討素材が提供され、充実していたとともに、人間の経験から歴史に迫るという共通点も感じました。

 

3.今後の例会について

①次回は、2018105日(金)1830~ 県民センター307会議室

・【多事争論】社会や教育の話題提供、授業事例(プリントなど)の紹介

・【授業研究レポート】KRさんの報告

・【情勢分析】中学道徳教科書の採択状況

②例会の見通し

10月以降で講演会(松本さん)の実施を検討する。

③昨年度会計報告と今年度見通し(Sさん)

 

 


第3回横浜支部例会の報告

427日(金)18302100 県民センター702

第3回横浜支部 報告

――427日(金)18302100 於:県民センター702 参加者:6名

 今回は、2018年度の立ち上がりの中での情報交換と、 夏の大会レポート準備会として開催しました。4月の連休直前という日程もあってか、残念ながら参加者は多くはありませんでしたが、濃密な議論を行うことができました。

 

1.多事争論-授業開きの様子や近況報告を出し合いました。

古代出雲製鉄炉を訪ねる旅

:島根県雲南市吉田町などを中心とした古代製鉄の様子の紹介や、 江戸時代以降の鉄師を中心とした地域社会の形成についてなど、4 月初頭の巡検で分かったことの紹介。

高校日本史・世界史・政治経済の授業開き

:『アフリカ文明史』から歴史を学ぶことの意味、 足元三浦半島と日本の近代、One for All, All for Oneという言葉から社会を考える。

高校日本史「戦争と平和を考える」授業開き

:ボブ・ディランやジョン・レノンの歌詞と、その邦訳( 忌野清志郎など)から反戦のメッセージをきくという授業開き。

                      ・・・・・などが意見交換されました。

 

2.【大会レポート準備会part1】OT報告「 歴史教材としての「公害」「環境問題」新科目「歴史総合」 の素材案」をめぐって

夏の大会レポートの事前報告。主に水俣病を事例に、 公害の扱い方が「経済成長の光と影」 で終わっていいのかと問題を立て、現代史の中での「公害」 が持つ意義を「開発」イデオロギーとの連関、 帝国主義への遡及や南北問題との接続、70年代の市民連帯の紹介 と「反近代」としての公害研究・ 公害闘争分析などの話題から考えました。また。「 カナダの水俣病」に取り組んだ授業実践例を紹介しました。

質疑では、参加者の皆さんから、ご自身の公害経験や、 自主講座への参加経験。70年前後大学で学んだ地理学の状況や指 導要領に「公害」 を盛り込んだ大学の先生の記憶など同時代史的な貴重な話を伺いま した。また、 公害遺跡の保存によって何を記憶するのかといった問題にも広がり ました。

 

3.今後の例会について

次回は、201868日(金)1830~ 県民センター712

・【多事争論】社会や教育の話題提供、授業事例(プリントなど) の紹介

・【夏の大会レポート準備会part2】Taさん、 Fuさんの報告

例会の見通し

 

9月か10月個別レポート(Kaさん)か講演会(松本さん) の実施を検討する。

 

第2回横浜支部例会の報告

201829日(金)18302100

■県民センター702 参加者12

 

■内容

①多事争論

・名護市長選の前後に現地にいっていたMoさんから報告があり、意見交換をしました。基地問題の争点化が外された選挙でしたが、現地では市民たちに自分たちの選挙という意識の高さを感じたこと、選挙結果に関係なく辺野古では座り込みが続けられていた様子など教えてもらいました。Naさんから敗れた稲嶺さんの人柄について紹介がありました。

・上郷深田遺跡について、Koさんから紹介をしてもらいました。関東では珍しい平安時代の製鉄所の遺跡ですが、現在都市開発が進められようとしています。地域の人々や研究者で守る会が3年前に発足し、しっかりとした調査を求めているところです。

・静岡で文化財保存に携わられているKiさんから、自己紹介がてら百舌鳥古墳群や沖ノ島などで問題ある世界遺産登録のありかたに関心があるというお話がありました。

 

②研究報告

OKさん「入試制度改革から考える教育制度―アンケート調査を通した考察―」

・提出したばかりの卒業論文の内容に基づいて報告をしてもらい、現場教員とのディスカッションが行われました。

・神奈川県立高校の入試制度について、現在の「共通選抜」制度に至るまでの変遷が学習指導要領と関連付けて説明されました。

・中学・高校の教員に行われたアンケートに基づいて、前期選抜制度の評価や、入試改革について生徒・保護者のようすのとらえ方について考察が加えられました。

・学力評価がテストに一本化する「学力の標準化」と高校の特色化が学区制廃止とともに結果的に偏差値での輪切りかを招くという「学力の形式的特色化」があいまり、社会格差を増幅していると分析。

・学力の3要素をこのような入試制度で問うという現状は、かえって総合的な人間育成が交代するという指摘がありました。

・今後、大学院で様々な県立高校での総合的な学習の時間や特別活動でどのような「総合性」が図られているか分析してみたいという抱負が語られました。

 

【討論】

・小中高の教員、保護者など様々な立場から活発な発言があげられました。

・学区制撤廃のもたらしたこと、高校選抜をどう考えるか、面接試験の意義、主体性をはかることは可能か、相対評価と絶対評価の問題、新自由主義的な教育政策との関連、理想の高校入試、格差をなくす教育の実現などが語られたり、議論されました。

 

 

③次回:4月例会について

427日(金)18302100 県民センター702

 KRさんの15年戦争にかんする授業実践(12月例会SCさん報告を受けて)

6月例会 京都大会に向けての個別報告会(予定)

・そのほか、国大との交流、市内のフィールドワーク、講演会を追求する。

・会計については、当面Siさんにお願いをする。

 

④そのほか

・教育科学研究会から神奈川大会の分科会世話人の依頼が来ています(詳細はOKさん)。

 

 

 

 

第1回横浜支部例会の報告

 2017年12月15日(金)18:30~2100 県民センター712 参加者:15

 

 

1.多事争論(社会や学校の出来事を話し合う)

 

①辺野古闘争の現状と沖縄普天間ヘリ窓落下事件の報道のありかた

 

②名護市長選

 

③高校入試の問題

 

④沖縄基地問題、「ブラック校則」

 

⑤ゼロトレランス

 

 

 

2.SCさん報告:山田朗「日中戦争開戦80年にあたっての歴史認識の再構築」『歴史地理教育』20177月号をめぐって

 

  1.  山田論文では、安倍晋三首相の2016年末真珠湾での演説が示した戦争は真珠湾から始まるという歴史認識に対して、アジアと の戦争の不在、とくに山東出兵以来の日本の侵略の問題が抜け落ちる歴史認識の問題が指摘された。世界戦争に至る各段階がわかりやすく論じられていた。
  2.  Sさんが使用していた東京書籍の中学歴史教科書を事例に、2012年版と2017年版の日中戦争前後の記述を読み比べた。2017年版では「侵略」という見出しが消えたり、南京大虐殺の記述が減らされたりしていた。これらは検定基準の改悪の影響。他の部分では「八田與一」や「松山捕虜収容所」など育鵬社による叙述が見られた。教科書叙述は厳しくなっているが、残されている良い部分をどう授業に活かせるか考えようと提起があった。
  3.  質疑では、現場での教科書の使い方(他の教科書との比較資料の準備、1回の授業であつかえる内容)についてや、12年間自由社・育鵬社の教科書を使っている横浜市の子どもたちへの影響、父親母親世代の歴史認識の問題(中国との戦争が抜け落ちる)、中学生が上がる高校や大学での歴史教育の重要性、討論授業など生徒自身が考える場面の作り方などが議論になった。

 

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NEW!横浜支部例会の報告をアップしました。次回は2019年4月13日(土)です。(川崎支部と合同)

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