「湘南支部」の活動ニュース

☆湘南地区の方はもちろん、そうでない方もご参加ください。身近な生徒に焦点をあてた実践や、明日

 の授業に役立つ実践の交流、全国大会を見据えつつ、実践検討をしていくこと、教育研究の会として、 

 日頃の気軽な実践検討の場、などとして進めていきたいと思います。

 

☆2017年10月より「湘南部会」を「湘南支部」としました。

2024年3月 湘南支部例会のご報告

日時:3月30日(土)19:00藤沢市市民活動推進センター 2F会議室A

 

 テーマ:「どのように評価をつけていますか?」

 

 参加者に評価にかかわる資料を持ち寄ってもらって、自由に話し合う形式で会は進みました。

・各中学で観点別評価の付け方がバラバラなのに、それが高校入試に使われるのは不公平極まりない。

・大学入試や定期試験で、自分の考えを述べる問題のようで、実際には正答とされる回答が想定さ  れる問題が多い。他国では批判的に述べさせる問題があるのに。自分の考えを述べることを忌避する日本社会の心性問題があるのでは。

・評価に深入りすると訳が分からなくなるので、生徒が納得するような評価をすればそれでいいのではないか。

・自分の学びを自己評価させ、それを観点別評価に加味する試みをした。手応えはそれなりにあったが、妥当性を問われると疑問も残る。

 

などなど、いくつもの興味深い論点が出てきました。特に自己評価を評定に採り入れる点については、参加者でも賛否両論で、議論が盛り上がり、いつも通り時間不足でした。

今回は21時でしっかり会を終了させ、いつもの中華料理店で7人がアフターに参加しました。餃子が美味しかったです

  

2024年3月 湘南支部例会のご案内

日時:3月30日(土)19:00藤沢市市民活動推進センター 2F会議室A

  https://fujisawa-npo.jp(藤沢駅北口徒歩5(線路に沿って辻堂方面へ)

 

テーマ:「どのように評価をつけていますか?」

 

内容:持ち寄り(資料無し参加も、大歓迎)

※持参の方は、15部くらいのご準備をお願いします。

 

皆さま 卒業式の春を迎えました。年度末をどのようにお過ごしですか。次の例会テーマは、「どのように評価をつけていますか」です。評価材料は?どんな風に点数化?文章評価はどうしてる?

ルーブリックなどの話題提供資料を持ち寄り、あれやこれや話し合いましょう。

小学校、中学校、高校、大学。校種を越えて、評価をつけることの意味まで深められたら、新年度の財産になると思います。奮ってご参加ください。

初めての方も、お久しぶりの方も大歓迎です♪

藤沢開催です!

 

オンラインでの参加希望の方は、出来るだけ前日までにお伝えください。金城さんが何とかしてくれます

  

2024年1月 湘南支部例会のご案内

日時:120日(土)19:00藤沢市市民活動推進センター 2F会議室A

  https://fujisawa-npo.jp(藤沢駅北口徒歩5(線路に沿って辻堂方面へ)

 

こんにちは。

国内では大きな災害や事故、世界では紛争が続く年明けとなりました。昨年も大変お世話になりました。少しでも良い授業を学校生活を、子どもたちに届けられるよう、今年も一緒に学ぶ場にしていきたいと思っています。スペシャルな授業でなくて、日頃のあれこれを「ねぇねぇ、どう思う?」と肩の力を落として話し合える場に出来たらと。参加者は高校勤務の方が多いですが、中学校や小学校の方も本当に大歓迎です。もちろん社会科以外の方や大ベテランの方々も。忙しい毎日だからこそ、立ち止まって子どものことを色んな立場から考える。そんな学びを今年もすすめていきたいです。

 

 

報告者:S.Yさん(神奈川県立高校) 

テーマ:定時制•歴史総合における第一次世界大戦の授業づくり

 内容:今年度の23学期にかけて行った授業の報告です。テーマはありきたりですが、内容は定時制「だから/だからこそ」歴史総合「だから/だからこそ」なものになっているつもりです。気楽にご参加ください。

 

 

2023年11月 湘南支部例会のご報告

日時:1118日(土)19:00藤沢市市民活動推進センター 2F会議室A

  https://fujisawa-npo.jp(藤沢駅北口徒歩5(線路に沿って辻堂方面へ)

 

 今回の湘南支部例会は、持ち寄りミニ報告会でした。久しぶりに藤沢駅徒歩5分の藤沢市市民活動推進センターで行いました。当日の様子と感想をご報告致します。 

 たくさんのお土産を頂いた何とも贅沢な例会でした。

Mさんは、市民運動お話。Mさんのような方たちが、教員過労や教科書のことで活動してくださっているからこそ、教室が社会と繋がるのだと思います。ありがとうございます。Nさんはすぐ授業で使える教材をいつも持参して下さいます。今回もお得意手作りクロスワードと漫画資料。この漫画は関東大震災の朝鮮人虐殺では、耳が聞こえないような障がいを持つ人たちも「朝鮮人」とみなされ殺されたというものでした。Tさんの蛍の光の歌詞から、日本の領土拡大歴史を読み取らせる授業。Hさんの感染症から帝国主義の本質を自分たちでつかませようとする試み。資料がとても魅力的でした。Yさんの大学の学生さんたちへのスライド案では、「困難さを持つ子どもたちを、教員はどのようにとらえるのか」について議論をしました。信頼関係があるからこその話し合いで、さすが大ベテランの方たちの指摘だと思いました。Yさんの日々の奮闘に頭が下がりました。Kさんは、長崎修学旅行の学びの報告会を保護者向けにしている動画を見せてくださいました。子どもたちが生き生きとしていました。Aさんの「文化祭をする事の意味は?」の問いも、サボっている自分に気づきましたし、もっとみんなで議論をしたかった。Oさんの部活通信に、ただただ凄いのひと言。しかも愛情のこもった手書き。Mさんの倫理のプリントのお話も伺いたかった。皆さまのミニ報告はどれも短時間ではもったいないものばかりで、同じような企画を次に考える際は、策を練らねばと思いました。Sさんが必要なものを持参し、美味しいコーヒーやお茶を振る舞ってくださいます。いつも本当にありがとうございます。

 

次回の202412019:00〜も同じ場所で行う予定です。

 

 

2023年8月 湘南支部例会のご案内

日時:819日(土)19:00~@大和シリウス606小会議室

 

(お部屋は17:30ー21:30まで借りているので早く着いた方は、お使いください)

 

 猛暑の折、いかがお過ごしですか。面談、部活、研修とお忙しい日々をお過ごしだと思います。日々のあれこれを持ち寄り、次の授業に、子どもたちとの関わりに活かせる学びを湘南支部では続けています。年度はじめに「湘南支部だから藤沢実施もどうか」というご意見もあったのですが会場予約の関係上、大和シリウスになりました。オンラインでご参加ご希望の方は、出来るだけ前日までに、日達ayahitachi@yahoo.co.jp. まで遠慮なくお伝えください。

金城さんが何とかしてくれます 

 

 

テーマ:「学習に前向きでない生徒と授業でどう関わっていくか」

報告者:Aさん(神奈川県立高校)

 

内容:3年の2学期から卒業まで、結局1度も授業中に勝手に席を移動する生徒2人を自分の席に戻す事が出来なかった

昨年度、私が担当した世界史Bの授業ではこの状態が半年弱続きました。

怒り、諦め、情けなさなど色々な思いが湧いてきました。

 

学習に前向きでない生徒と、授業でどう関わっていくか、

そのような生徒に対して、私達は何が出来るのか…

 

皆さんとぜひ話し合いたいです。

 

 

2023年6月 湘南支部例会の報告

日 時:6月3日(土)19:00~

場 所: 大和シリウス 606小会議室

 

 6月湘南支部例会を行いました。参加者は11人でした。

zoomの利点もありますが、対面の温かさ、楽しさを改めて感じる例会でした。皆さまありがとうございました。

 

1、「ICT端末を活用した歴史総合の授業を考える」

報告者:Hさん(神奈川県立高校)

内容:グーグルアースを使い、セネガルのゴレ島の奴隷貿易拠点施設の中を覗く。とっても刺激的でした。実際に行くのが一番ですが、臨場感を出したい時には、写真と違う使い方ができる。インドの欧米風建設鉄道駅写真をみせ「ここはどこ?」と聞く。鉄道の駅がなぜ豪華につくられていたのか、駅から当時の鉄道の役割を持っていたことでも授業ができるかなとも思いました。ロイロはとっても便利。この便利さで捻出した時間を子どもたちの五感を使う時間にあてられたらと思いました。浜川さんの紅茶を子どもたちと飲んだエピソードに癒されました。

 

 

2、「高1地理歴史総合の授業実践ー古都と観光、人々の生活」 

報告者:Hさん(神奈川県私立高校) 

内容:170人を一斉に集めてホールで授業をする!びっくりしました。地理歴史総合という科目設定やら、1つの科目を1年間で教員が交代で授業をするなど、私立ならではの試みに驚きの連続でした。事前にアンケートをとり、子どもの関心をはかりながら授業をすすめていったので、原さんの授業後アンケートでは満足度が高いのではないでしょうか。国土地理院の地図、古墳も見ることができ、楽しい!ご自身も授業直前まで京都で教材研究に努力されたとのこと。すごいです。兵庫大会でも発表される予定です。大会報告には、授業後の子どもの感想などもこれから加えられるそうです。とっても楽しみです。

 

 

 

2023年3月 湘南支部例会の報告

日 時:325()  19:00〜 

場 所: 大和シリウス

 

現地6名、オンライン3名の参加がありました。 

評価について、あれやこれや考える充実した時間を過ごすことが出来ました。

 

報告者:松井延安、神奈川県立横浜緑ケ丘高校

テーマ:「教育評価の原理と実践に関する報告」

内 容:理論編と事例編に分かれてのご報告でした。参加者が立ち止まって考える(Q)も、いくつか準備   されていて、さすが松井さん!大人だって、ずっと聞いているだけでは疲れる時もあります。 

「評価」とは何か、「教育評価」の目的は?、学力とは何かと話はすすみました。そして戦後日本の教育評価論、5段階相対評価法からなぜ到達度評価になったのか…。

到達度評価で評価された内容は、子どもに責任を押し付けるのではなく、教育課程改造に活用すること。評価する対象である学力は、教師の授業の結果である。 

 

試行錯誤しながら評価をすすめていく上で、知っておくと指針になる大切なご報告でした。一つひとつの言葉が重かったです。有難うございました。

 

 

 

2023年1月 湘南支部例会の報告

 

日 時:128()  19:00〜 

場 所: 大和シリウス605 小会議室

報告者:斉藤美紀さん(藤沢小)

テーマ:「生き物への興味を広げる生活科」 

内 容:報告:齋藤美紀(藤沢市立小学校)「生き物を中心とした自然への興味を広げる生活科」

12名の参加がありました。

いつも子どもの興味に寄り添いながらスケールの大きな実践を報告してくださる齋藤さん。

一見すると大変なクラスにしか見えないクラスでも、「よい意味で枠にはまらない個性的な子どもたち」と齋藤さんは捉えます。

朝のサークル対話、自由発表、クラス会議など、子どもの関係づくりに始まり、担任から枠にはめないかたちで子どもの学びを広げている様子が報告からよく伝わってきました。

今回の実践では、子どもたちが生き物をつかまえて実際に育てようとするも、世話が続かず、生き物が死んでしまうことの繰り返しであったという局面がありました。実践の軽やかさと生々しさが矛盾することなく同居しているところが齋藤実践の魅力の一つだと思いました。

「生き物がどうして死んでしまったのだろう」と投げかけ、子どもたちが意見を出した時間をきっかけにして、図鑑で生き物の住みかやエサを準備する様子が見られるようになり、虫めがねで詳しく見たいという子もあらわれ、世話を初めて2週間、給食の時間にいきなりコオロギが鳴き出したのがハイライトとのことです。

その後も生き物についての疑問に応える時間を設けたり、「秋まつり」「冬探し」の活動をするなかで、子どもたちが自然の豊かさと不思議さを実感できました。

参加者からの感想:「型にはまった授業でないのがすばらしい。虫が死ぬという失敗をしている。教員が待てるのもすごい」「大人も学んで楽しいと思える内容」などなど。

小中高、教科にかかわらず、子どもの生活から始めて豊かな学びの世界を広げるにはどうすればいいのか、豊富なヒントを与えてくれる報告でした。

 

 

 

日 時:128()  19:00〜 

場 所: 大和シリウス605 小会議室

報告者:斉藤美紀さん(藤沢小)

テーマ:「生き物への興味を広げる生活科」 

内 容:報告:齋藤美紀(藤沢市立小学校)「生き物を中心とした自然への興味を広げる生活科」

12名の参加がありました。

いつも子どもの興味に寄り添いながらスケールの大きな実践を報告してくださる齋藤さん。

一見すると大変なクラスにしか見えないクラスでも、「よい意味で枠にはまらない個性的な子どもたち」と齋藤さんは捉えます。

朝のサークル対話、自由発表、クラス会議など、子どもの関係づくりに始まり、担任から枠にはめないかたちで子どもの学びを広げている様子が報告からよく伝わってきました。

今回の実践では、子どもたちが生き物をつかまえて実際に育てようとするも、世話が続かず、生き物が死んでしまうことの繰り返しであったという局面がありました。実践の軽やかさと生々しさが矛盾することなく同居しているところが齋藤実践の魅力の一つだと思いました。

「生き物がどうして死んでしまったのだろう」と投げかけ、子どもたちが意見を出した時間をきっかけにして、図鑑で生き物の住みかやエサを準備する様子が見られるようになり、虫めがねで詳しく見たいという子もあらわれ、世話を初めて2週間、給食の時間にいきなりコオロギが鳴き出したのがハイライトとのことです。

その後も生き物についての疑問に応える時間を設けたり、「秋まつり」「冬探し」の活動をするなかで、子どもたちが自然の豊かさと不思議さを実感できました。

参加者からの感想:「型にはまった授業でないのがすばらしい。虫が死ぬという失敗をしている。教員が待てるのもすごい」「大人も学んで楽しいと思える内容」などなど。

小中高、教科にかかわらず、子どもの生活から始めて豊かな学びの世界を広げるにはどうすればいいのか、豊富なヒントを与えてくれる報告でした。

 

 

2022年10月 湘南支部例会の報告

日時:1022日(土)19時~20時

会場:大和シリウス https://www.yamato-bunka.jp/

参加者:8名

 

テーマ1:「国連って本当に必要ないのか?」

内容: 

若手の公立高校のA先生が「国際連合」をテーマに行った授業実践です。「小学生に国連を教える」 ことをイメージして、絵本を作ることを目的とした授業です。「国際連合」と聞くと、小中高どの校種でも扱っている印象がありますが、具体的な活動に触れることはほとんどなく、多岐にわたる国連の活動が理解されていないことがほとんどで、時には「本当に必要なのか」という声も出てしまう程です。実践者はその点に注目し、改めて生徒たちに国連について学んでもらう中で、「絵本」という形を取り、自分たちが学んだ内容をアウトプットし、より理解を深めるという内容です。実際に生徒が作った絵本が持ちこまれ、その出来の良さに参加者からは関心の声があがり、改めて「国連」がどういった組織なのか、地理Aからみた「国際連合」の意味が確認されました。絵本作成を通して、国連について調べ・まとめて・完成させる授業は、生徒の達成感にもつながったと思います。以下感想になります。

・国際連合は高校のみならず、中学校・小学校社会科でも扱うことになっているが、もっぱら機構図を中

 心とした各組織の紹介に終わってしまいがちだ。これでは何も生徒は学んだことにならない。報告では

 生徒はロシアの拒否権行使に関心があったとのことだが、他の多様な活動にも生徒自身がつかみとって

 学んで欲しいという授業者の問題意識に賛同する。

 

テーマ2:「捕鯨と日本の開国」授業プラン報告(高校歴史総合)

内容:

今回飛び込みで公立高校の先生が歴史総合を見据えた授業プランについて持ちこんでくれました。ペリーが日本に来航した大きな理由の一つは「捕鯨」であることは教科書にも書かれていますが、「捕鯨」とは歴史的に見てどういった意味があったのか、その理由に触れながら、日本からみた視点と世界から見た視点に繋げていく正に「歴史総合」と呼べるような報告です。「クジラの肉」はメインではなく、「鯨油」を求めて捕鯨を行っていたという事実は、産業革命や現代にも繋がる大きな視点であったと思います。以下感想です。

・幕末史はまだまだ歴史学での研究が進んでいて、新たな掘り起こしがある。和親条約や修好通商条約の

 位置づけも更新されつつある。「捕鯨と日本の開国」をテーマにしたとき、何を高校生に考えさせたい

 根本テーマになるのだろうか。

・産業革命といえば水力、石炭は定番。そこに機械を動かすための鯨油という視点が、ヘェ〜という新し 

 い知識でした。

鯨の油は、肉からどのように取るのか。国債市場で鯨油ニーズは移り変りと日本の開国。教材としての可能性は無限大。新たな視点をありがとうございました。

 

 

2022年度8月 湘南支部例会の報告

 日 時:2022年8月20日(土)

場 所:シリウス609号室(大和市生涯学習センター)
参加者:6

 1.報告者1 : Hさん(神奈川私立高)
テーマ :新任1年目〜定期テスト作問と分析の報告〜
内 容  今年度から私立の中高一貫校で教壇に立つことになった新任の先生の中学のテスト作りの報告  です。進学率が高い学校の中で生徒たちに「暗記」ではなく「考える」ことを意識させるテストを作り

 たいという先生の想いが語られ、実際の問題を見ながら分析をした報告になります。更に今回のテスト

 

 では教科として「持ちこみ用紙」を認める方針を取るという初めての試みについても報告がありまし 

 

 た。議論では日常の授業の在り方から、テスト作問、生徒観について意見が交わされました。「考え

 る」ことを意識させる方法。教科書の内容をしっかり教えなければいけないことと、自分がやりたい事

 の葛藤。各校の持ちこみ用紙の在り方などについても参加された方から意見が交わされました。テスト

 を通じて生徒の実態や授業の在り方を考えることの重要性を再認識させられる内容でした。     

 

2.報告者2 : Nさん(神奈川公立高
テーマ :夏休み明けからできるICT化の第一歩
内 容. : 県立高校で2年間ICTチームのリーダーであった先生からICTの在り方について報告をしてもらい
 
ました。報告の中で特に印象に残ったことは「ICTは教具の一つであり、授業の主ではない」ということ

 です。「ICT」という言葉が独り歩きをしてしまい、そちらがメインになってしまっている授業はICT

 来の在り方ではなく、教材研究をするのと同様にICTも使い方を考え、研究し、授業の補助をするもの、 

 という話にハッとさせられる人は多いのではないでしょうか。

 今回の報告では、ICTにあまり詳しくない人でも出来るようなICTの使い方について報告され、議論の中

 でも日常の学校生活とICTの結び付け方について意見が交わされました。デジタルネイティブ世代が当た

 り前となる今の世の中では資料をアップすることで振り返りをしやすくしたり、進路指導の作文もメー

 ルでやりとりをすることで時間の短縮を行うなど、生徒にとっても教師にとっても負担を減らすことが

 出来るということがICTのメリットであり、そこを活用してほしいという報告でした。こういった報告が

 少しずつ行われることで、ICTに対する意識も高まっていくのではないかと感じられる内容でした。

 

 

 

2022年度6月 湘南支部例会の報告

日 時:2022年6月4日(金)19:0021:00

場 所:大和シリウスで開催「参加者13名)

 今回の湘南支部例会はお久しぶりの方、初参加の方もいらっしゃって、盛り上がりました。

内 容 

 報告者1 SKさん「2021年度卒業式を終えて」

 3年間生徒が変わらずクラスを持ち上がる私立高校での、担任を2周経験したことで特に印象に 残ったことの報告でした。1度目の担任のときの反省を教訓として、生徒や保護者との具体的なやりとりを紹介しつつ、問題行動を起こす生徒の背景にある家庭環境の問題に学校として、担任としてどのように生徒・家庭・同僚と関係をつないでいくか、具体的な方策も含めて、その報告は臨場感にあふれていました。質疑応答では、学級通信の役割が議論になりました。報告者は500号余り学級通信を発行していて、楽しみにしているという保護者もいるとのことでした。生徒の学校での様子をいかに同僚や保護者と共有していき、ともに子どもの成長を願っていくか、その楽しさが伝わってきました。 

 報告者2 YSさん「給食たんけん隊!~小学校個別支援学級で取り組んでみた社会科的学習~」

 小学校個別支援学級での地域と地図の学習、日本の都道府県の学習をテーマにした実践報告でした。

「方位磁針を使って、教室の中での東西南北を確かめる」「4つの方位について、まち(学区)の地図を見ながらもう一度確認する」「方位について復習しながら、学区周辺にあるものを出し合う」といった学習の過程が実物教材、子どもの書き込みとともに示されました。 

 子どもがいきいきと学習に取り組んでいることがよく分かります。給食の食材がどの都道府県から届いているか、給食室に並んでいる段ボール箱から調べてみると、なんと4ヶ月だけで25の都道府県か産地であることが分かり、都道府県への関心がいっそう深まりました。中学校、高校の地理学習でもじゅうぶんに授業化できる実践であり、ICT全盛の中で実物教材を用いることの教育的価値をあらためて再認識させられました。

 

 

2022年度4月 湘南支部例会の報告

日 時:2022年4月1日(金)19:0021:00

テーマ:わたしの「授業開き」「学級開き」
場 所:今回は大和シリウスで開催「参加者5名)

 平日夜の開催の難しさがありましたが、新年度のフレッシュな気持ちのなかで、参加者が「こういう授業開き、学級開きがしたい」というプランを持ち寄りました。

 歴史総合やウクライナを扱った授業構想のほか、SDGsについての探求の時間での取り組みやオンライン修学旅行についての報告がありました。

 

湘南支部 過去の活動報告

 NEW! Youth Salon 4月例会のお知らせと、3月例会の報告をUPしました。

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NEW! 横浜・川崎支部4月例会の案内を更新しました。

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NEW! 湘南支部3月例会の報告をUPしました。

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NEW!  かなれき総会&講演会のお知らせ、5月19日(日) 

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NEW! 本部企画社会科授業づくり講座、年間計画と6月講座のお知らせをUPしました

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NEW! 歴史教育者協議会第75回東京大会のお知らせ、
8月3・4日

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かなれき映画会「島で生きる」(湯本雅典監督)は終了しました

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建国記念の日反対する2・11神奈川県民の集い は終了しました。

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